成長期の身体に、いま何が起きているか|ジュニア・ジュニアユース フィジカル講習会
JSPO-AT / 小学3年生〜中学3年生

成長期の身体に、
いま何が起きているか。

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー2名が、サッカー・フットサルのアカデミー年代を対象に行うフィジカル講習会です。トレーニングを渡すことが目的ではありません。いまの身体で何をすべきで、何がまだ早いのかを見極め、それを選手本人と指導者に伝えます。

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FIRST SESSION
初回は無料体験として実施します

ご感想のご提供、当日の写真掲載、アンケートへのご回答にご協力いただける方を対象としています。2回目以降は1,500円/人(税込)です。

01 / WHAT IS HAPPENING

その痛みは、身体が伸びている途中のサインかもしれません。

小中学生の身体は、大人を小さくしたものではありません。骨が伸び、骨格が組み替わっている最中の身体です。ここで起きていることを知らないまま量を積むと、伸びるはずのものが伸びず、避けられたはずの痛みが出ます。まず、その中身から説明します。


身長が最も伸びる時期を、PHV(身長発育速度のピーク)と呼びます

身長は毎年同じペースでは伸びません。思春期に1年で10cm近く伸びる時期があり、この最も伸びる時点をPHV(Peak Height Velocity)といいます。迎える時期には2〜3年の個人差があり、同じ学年でも身体の中で起きていることは全く違います。

この前後は、動きが一時的にぎこちなくなります。手足の長さが急に変わったことに、身体を動かす神経の側が追いついていない状態で、努力不足でも技術の後退でもありません。

だから、暦の年齢ではなく成熟度で見ます。学年で一律にメニューを組むと、ある選手には軽すぎ、別の選手には重すぎる状態が同じグラウンドで同時に起きます。

図解① 1年あたりの身長の伸び方

同じ「男子」でも、山の位置は2〜3年ずれます。この山の前後で、必要なトレーニングが変わります。

12 8 4 0 cm / year 6 8 10 12 14 16 18 age 早い選手 平均的な選手 遅い選手 ピークの位置は個人差が大きく、図は傾向を示す模式図です

骨の伸びに筋と腱が追いつかない時期があり、それがケガの増える理由です

骨が急に長くなるとき、そこに付いている筋肉と腱の長さの変化は遅れます。結果として筋腱は相対的に張った状態になり、骨に付着している部分に強い引っ張りの力がかかり続けます。柔軟性が落ちたように見えるのは、多くの場合こういう時期です。

さらに、成長期の骨の端には成長板(骨端線)という軟骨の層があります。ここは骨が伸びるための場所で、成熟した骨や靭帯より力学的に弱い部分です。そのため、大人であれば捻挫や靭帯損傷で済む力が、この年代では骨の側の問題として現れることがあります。

この構造的な弱点は、骨の成長が終わるまで残ります。つまり「そのうち治る」ではなく、「成長が終わるまでは付き合い方を変える」という話です。

図解② どこに、いつ起きやすいか

帯は多く見られる時期の目安です。個人差が大きく、時期を外れて起きることもあります。

小3 小5 中1 中3 かかと シーバー病 膝のお皿の下 オスグッド病 膝の内部 離断性骨軟骨炎 腰椎分離症 特に多い 見られる
部位 障害名 多い時期 背景にあること
膝のお皿の下 オスグッド病 小学高学年〜中学 太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が、すねの骨の成長軟骨を引っ張る
かかと シーバー病(踵骨骨端症) 小学中〜高学年 アキレス腱が、かかとの成長軟骨を引っ張る
腰椎分離症 中学生前後 反る・ひねる動作の繰り返しによって起きる疲労骨折
膝の内部 離断性骨軟骨炎 小学高学年〜中学 関節の軟骨の下で血流が悪くなる。痛みが軽く、発見が遅れやすい

※ 好発時期はあくまで目安であり、個人差が大きいものです。また、これらの診断を行うのは医療機関です。このLPの記述は、受診の判断材料としてお読みください。


伸ばしやすい時期は、能力ごとに違います

スピード、切り返しの速さ、身体の使い方。こうした神経系が主役の能力は、PHVより前の時期に伸びやすいことが知られています。まだ身体が軽く、新しい動きを覚えるのに適した時期です。

一方、筋量や最大筋力は、PHVを過ぎてホルモンの環境が変わってから大きく伸びます。同じ内容の筋力トレーニングでも、時期によって返ってくるものが違います。

つまり順番があります。早い時期に重い負荷をかけても効率が悪く、リスクだけが上がります。逆に、動きの質を学ぶべき時期を逃すと、後から取り戻すのに時間がかかります。「早くから鍛える」ではなく「その時期に適したことをやる」という考え方です。

図解③ 時期ごとの優先度

色が濃いほど、その時期に優先して取り組む価値が高い領域です。すべての年代でどれも行いますが、比重が変わります。

年代 小1-2 小3-4 小5-6 中1-3 高校 動きの習得 スピード・敏捷性 筋力・パワー PHVの目安 この線の位置が、選手ごとに前後します

早熟と晩熟の差は、能力の差ではなく時間の差です

EARLY

早く成熟する選手

同学年より体格と出力で一時的に有利になります。競り合いや走力で目立ちやすく、評価も集まりやすい。ただしその優位は、周囲が成熟するにつれて縮みます。この時期に身体の大きさで解決してきた選手ほど、後から技術と動きの質を問われます。

LATE

遅く成熟する選手

同じ努力をしていても、体格差のために結果が出にくい時期があります。ここで正当に評価されないまま自信を失い、競技から離れてしまうことがあります。多くの場合それは能力の問題ではなく、まだ順番が来ていないだけです。

WHY IT MATTERS

成熟度を知ることが、この誤解を防ぎます

いまどの段階にいるかがわかると、目の前の出来不出来を「同学年の中での位置」ではなく「自分の成長段階の中での位置」として読めるようになります。他人と比べるためではなく、誤った結論を出さないために把握します。

02 / THE SESSION

学年ではなく、成熟度で見る。その日の90分で行うこと

前の章の内容を、目の前の選手一人に当てはめる時間です。いまどの段階にいて、何を優先すべきかを見極め、その日のうちに身体で確かめてもらいます。他の選手と比べる見せ方はしません。

01

成熟度の把握

身長と、これまでの伸び方から、いまPHVに対してどのあたりにいるかを確認します。ここが決まらないと、あとで見るものの意味が決まりません。

02

動きを見る

  • 走る・止まる・切り返すときの姿勢
  • 片脚で着地したときの左右差
  • 足首と股関節の動く範囲
  • 痛みが出る動作と、出ない動作の切り分け
03

その場での指導

見えた課題に対して、その日のうちに何をすべきかを一緒に練習します。持ち帰るのはメニューではなく、自分の身体に対する具体的な手当てです。

扱う領域

すべてを1回で行うわけではありません。成熟度と、その日に見えたことに応じて、下の中から優先度の高いものを選びます。チームでの実施では、ご要望に応じて領域を指定いただくこともできます。

COORDINATION

コーディネーション

身体を思い通りに動かす能力。リズム、バランス、左右の連動。PHVより前の時期に最も伸びる領域です。

ROM

関節の動く範囲(ROM)

足首、股関節、胸まわり。骨が伸びる時期に硬くなりやすい部分を確認し、その場で戻し方を練習します。

AGILITY

アジリティ

止まる、切り返す、方向を変える。速さそのものより、減速の姿勢と膝の向きを見ます。ケガに直結する場面です。

SPRINT

スプリント

加速の姿勢と、地面への力の伝え方。走り方は教えられます。この年代でいちばん変わりやすい部分です。

JUMP / LANDING

ジャンプと着地

跳ぶ力と、それを受け止める力。片脚での着地に出る左右差は、痛みが出る前の段階で見つかることがあります。

TRUNK / POSTURE

体幹と姿勢の保持

身長が伸びた直後に崩れやすい部分です。反る動作の繰り返しが腰に集中しないよう、支え方を整えます。

当日の流れ(90分)

0-10 min
導入と身体の確認身長と、この数か月の伸び方を確認します。いまの調子と、気になっている痛みの有無を聞き取ります。
10-25 min
ウォームアップ身体を動かす準備であると同時に、練習前に自分でできる形として覚えて帰ってもらう時間です。
25-60 min
動きの確認走る、止まる、切り返す、片脚で着地する。関節の動く範囲もあわせて確認し、何を見ているかをその場で本人に説明します。
60-85 min
課題への取り組み確認して見えた課題に対して、その場で動きを練習します。家や練習前にできる形まで落とします。
85-90 min
まとめ今日わかったことを、本人の言葉で言ってもらいます。ここができていれば、あとは続きます。
並行
保護者向けセミナー見学いただきながら、成長期の身体について15分程度でご説明します。ご質問にもこの場でお答えします。
03 / AFTER

受講したあとに起きること

速くなる、ケガをしなくなる、といった保証はできません。90分で身体は変わりません。変わるのは、自分の身体について持っている言葉と、判断の基準です。実際に起きる場面として書きます。

DAY 1 - WEEK 1

自分の身体について、言葉を持って帰ります。「左脚の着地が弱い」「足首が硬いから膝が内に入る」と、本人が説明できるようになります。何をすればいいかを、人に聞かなくても一つは言える状態です。

MONTH 1 - 3

練習前に、自分で何をすべきかを判断しはじめます。違和感を我慢して黙っているのではなく、「今日は右のかかとが練習の後半で痛い」と具体的に伝えられるようになります。伝わる情報の質が変わります。

BEYOND

成長に伴う身体の変化に振り回されず、自分で整えながら競技を続けられます。動きが崩れる時期が来ても、それが何なのかを知っていれば、慌てて量を増やしたり、逆に諦めたりしなくて済みます。

FOR COACHES

指導者にとっての変化

選手が自分の状態を言語化できるようになると、指導者は異変に早く気づけるようになります。「なんとなく調子が悪そう」が「先週から着地で右膝が痛い」に変わる。この差が、離脱の期間を決めます。個人の受講であっても、効いてくるのはチーム全体の運営です。

04 / STAFF

2人で見ます。見ている角度が違うからです

一人が見て一人が指導する、という分担ではありません。同じ選手の同じ動きを、現場で復帰までを支える側と、育成年代を継続して見ている側から同時に見ます。片方だけでは見落とすものがあるからです。どちらも日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)です。

根本大洋

根本 大洋

NEMOTO HIROUMI
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー 評価/育成年代の指導

東海大学体育学部競技スポーツ学科卒業。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)として、サッカーを中心に育成年代からトップレベルまで幅広い選手のサポートを行っている。立川アスレティックFC U-18ではトレーナーとして活動し、コンディショニング指導、傷害予防、リハビリテーション、競技復帰支援に携わる。また、フィジカル測定のデータマネージャーとして、スプリントやアジリティ、持久力などの測定データの収集・分析を担当し、科学的根拠に基づくパフォーマンス向上を支援している。

これまでにプロサッカー選手への指導実績を持ち、スポーツ現場で培った経験とスポーツサイエンスの知見を活かしながら、成長期の子どもたちに必要な「フィジカルリテラシー」の普及に取り組んでいる。身体の仕組みやトレーニングの考え方をわかりやすく伝え、自ら考え行動できる選手の育成を目指している。

資格
  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 日本赤十字社救急法救急員
  • 日本トレーイング指導者協会 トレーニング指導者
指導歴
2021-2025東海大学 体育会サッカー部(関東大学サッカー1部)
2025-TREC Lab. 運営マネージャー
2025-高校サッカー部 トレーナー
2025-LOOPZ GYM アスレティックトレーナー
2026-立川アスレティックFC U-18
瓜島大洋

瓜島 大洋

URUSHIMA HIROUMI
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー 現場帯同/復帰支援

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)として、サッカーやアメリカンフットボールを中心に、育成年代から大学トップレベルまで幅広いアスリートのサポートを行っている。

現在はJリーグクラブのアカデミー(育成組織)および大学アメリカンフットボール部にてトレーナーとして活動。現場でのコンディショニング指導、傷害予防、リハビリテーション、そして安全かつ迅速な競技復帰(RTP)支援に携わる。また、フィジカル測定チーム「VALORISE」のリーダーとして、光電管やVBTデバイス等を用いたスプリント、アジリティ、パワーなどのデータ収集・分析を統括し、科学的根拠(エビデンス)に基づくパフォーマンス向上を支援している。

自身も学生時代にアメフトとサッカーをハイレベルな環境でプレーし、手術を要する大ケガを2度経験。その挫折からスポーツ医学を志した背景を持つため、選手の痛みや焦りに深く寄り添った指導を信条としている。

これらスポーツ現場の第一線で培ったメディカルの経験と、スポーツサイエンスの知見を活かし、現在は成長期の子どもたちに必要な「フィジカルリテラシー(自分の身体を正しく思い通りに操る能力)」の普及活動に取り組んでいる。身体の仕組みやトレーニングの考え方をわかりやすく伝え、長くスポーツを楽しみ、自ら考え行動できる選手の育成を目指している。

資格
  • 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
  • 日本赤十字社救急法救急員
  • 日本ラグビー協会 セーフティアシスタント
指導歴
2021-2023東京ヴェルディ相模原支部 アシスタントコーチ
2023-2025帝京大学アメリカフットボール部(関東BIG8所属)
2025-LOOPZ GYM アスレティックトレーナー
2025-J1リーグアカデミー
2025-拓殖大学アメリカンフットボール部
CURRENT FIELDS
Jリーグクラブ アカデミー
Fリーグ アカデミー
立川アスレティックFC U-18
大学アメリカンフットボール部
CERTIFICATION
日本スポーツ協会公認
アスレティックトレーナー(JSPO-AT)2名
05 / FOR TEAMS

チームの指導者・クラブ運営者の方へ

個人向けの講習会と同じ内容を、チーム単位でも実施しています。専門家が常駐していないチームでも、年に数回の講習と、指導者向けの共有だけで判断の精度は上がります。

チーム単位の講習会

1日でカテゴリ単位の講習を行い、選手ごとのレポートと、チーム全体の傾向をまとめてお渡しします。

定期帯同

練習や試合に帯同し、現場での判断と、復帰までの過程を継続して支援します。頻度はご相談のうえ決めます。

指導者向け講習

このページの内容を、指導の現場でどう使うかまで含めてお話しします。判断基準の共有が主な目的です。

まず1回だけ、も可能です

継続の契約を前提にしていません。一度実施してみて、必要かどうかを判断していただく形で構いません。

チーム導入のご相談窓口

個人のお申し込みとは別の窓口です。カテゴリ、人数、想定時期をお知らせください。

メール:nemoto@loopz.co.jp
公式LINE:LINE ID または URL要記入
06 / DETAILS

開催概要

対象
小学3年生〜中学3年生の男子サッカー・フットサル選手
年代別に回を分けて実施します(小学生の回/中学生の回)
日程
要相談
基本的には、チームのトレーニング時間に合わせて行います。
会場
各チームでご用意いただきます
定員
1回あたり25名を目安としています
それ以上の人数の場合はご相談ください。
参加費
初回は無料体験(ご感想の提供、写真掲載、アンケートへのご回答が条件)
2回目以降:1,500 円/人(税込)
持ち物
運動できる服装、トレーニングシューズ(屋外の場合はスパイクも)、飲み物、タオル
現在の身長がわかるもの(母子手帳や成長の記録)があればお持ちください
申込締切
開催日の2週間前まで

安全面と、参加にあたってのお願い

治療行為ではありません

本講習会で行うのは、身体の評価と運動指導、および教育です。診断・治療にあたる行為は行いません。

保険

加入保険の内容要記入。開催中の事故については応急対応を行い、必要に応じて医療機関へお連れします。

健康情報の取り扱い

お預かりした身長・既往歴などの情報は、本講習会と個別のレポート作成にのみ使用します。第三者への提供は行いません。チーム関係者との共有は、事前に同意をいただいた場合に限ります。

事前にお知らせください

現在治療中のケガ、通院中の症状、医師から運動の制限を受けている場合は、申込時にご記入ください。内容によっては一部の項目を省略します。

07 / APPLY

お申し込み・お問い合わせ

日程は現在、個別にご相談のうえ決めています。ご希望の時期と、お子さまの学年をお知らせいただければ、こちらから候補日をご案内します。ご質問だけでも構いません。

PARENTS / 個人でのお申し込み

公式LINE、またはメールで

お子さまの学年、競技、ご希望の時期、気になっている症状があればその内容をお書き添えください。

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TEAMS / チームでの導入

チーム講習・帯同・指導者向け講習

カテゴリ、選手数、想定している時期をお知らせください。まず一度だけ実施してみることも可能です。

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LOOPZ GYM / パーソナルレッスン

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